
こんにちは!えびおです。今日は、Amazonの「買う用」と「売る用」のアカウントの話です。
Amazonで物販をしている人に、1つ聞きたいことがあります。
購入用のアカウントと、販売用のアカウント、同じものを使っていませんか?
じつは、一緒にしている人がとても多いです。えびおも、ずっと一緒にしていました。ふだん何もなければ、それで困ることはありません。
でも、買い物のほうでちょっとしたことが起きると、売るほうのアカウントまで巻きこまれることがあります。えびおは、それを身をもって知りました。
この記事では、購入用と販売用を分けたほうがいい理由と、えびおの体験、そして分け方をまとめます。
購入アカウントと販売アカウントを一緒にしている人が多い理由
Amazonで売るには、「出品用アカウント(セラーセントラル)」を作ります。このとき、もともと持っている買い物用のアカウントで、そのまま出品者登録ができます。
せどりを始める人は、たいていAmazonで買い物をしたことがあります。だから、いつものアカウントでそのまま登録する。これが一番かんたんなので、自然とそうなります。
こうすると、1つのログインで買い物も販売もできて便利です。でも裏を返せば、買い物の記録と、お店の記録が、Amazonの中で1つにつながっているということです。
何もなければ、それで問題ありません。長いあいだそうしていて、ふだんは何も起きませんでした。
問題は、「何かあったとき」です。

便利だから一緒にする。気持ちはよく分かります。えびおもそうでした。
購入アカウントは作りやすい。でも販売アカウントは一度止まると大変
ここが、この記事で一番言いたいところです。
購入用のアカウントは、作るのがかんたんです。メールアドレスか電話番号があれば、すぐに作れます。もし止められても、買い物ができなくなるだけです。
でも、販売用のアカウントはちがいます。本人確認の書類を出して、審査を受けて、やっと作れるものです。そして、一度止められる(バンされる)と、戻すのがものすごく大変です。
止められると、売上金は保留になります。FBA(Amazonの倉庫から送ってもらうしくみ)の在庫も、動かせません。復活するには「改善計画書」を書いて、Amazonに何度もお願いすることになります。それでも戻らないこともあります。
しかも、販売アカウントは、原則として1人1つしか持てません。止められたからといって、新しく作り直すことはできません。別の名前で作っても、「関連アカウント」として見つかって、一緒に止められます。
つまり、こういうことです。
作りやすい購入アカウントが原因で、作り直せない販売アカウントが止まる
これが、2つのアカウントが紐づいていることの一番の怖さです。買い物のほうは軽い気持ちで使っているのに、そのツケが本業のお店にまわってくるのです。

買い物はやり直せる。お店はやり直せない。ここだけは覚えておいてください。
えびおの体験:悪い評価を1つつけただけで「アカウント停止の可能性」
えびおが「軽く考えないほうがいい」と思ったのは、こんなことがあったからです。
あるとき、Amazonで買い物をしたら、注文したのとは違う商品が届きました。だから、ふつうのお客さんとして、その商品に悪い評価をつけました。
ここまでは、誰でもやることです。違う商品が届いたのだから、当然です。
ところが、そのあと届いたのは、販売用アカウントのほうへの連絡でした。2026年7月6日、セラーセントラルに「警告が送信されました」と出て、「アカウント停止の可能性があります」という、ひどい内容のものです。
そのときの画面がこれです。アカウント健全性評価が、いきなり「0/1000」になりました。目標は200以上なので、完全に停止寸前です。

「アカウントの利用停止を防ぐために、以下の問題に対処してください」。規約違反が2件、と出ています。
規約違反の中身を開くと、こうなっていました。

「出品者利用規約および出品者行動規範(他の出品者に悪影響を…)」という違反が2件。どちらも「健全性評価への重大な影響」です。
つまり、このときつけた評価が「ほかの出品者に悪影響をあたえる行為」、言いかえると「不正なレビュー」や「不正なアクセス」のようなものだと捉えられてしまったのです。
Amazonには、出品者が自分の商品や、ライバルの商品にレビューをつけてはいけないというルールがあります。たぶん、「出品者のアカウントが、ほかの出品者の商品に悪い評価をつけた」という形に見えてしまったのだと思います。
でも、こちらはただのお客さんとして買っただけです。自分のお店とは、何の関係もありません。それなのに、関係のないはずの販売アカウントのほうが、停止の危機になったのです。
そこから、いろいろと大変な目にあいました。
まず、つけた悪い評価を消しました。
そして、Amazonのアカウントスペシャリスト(出品者のアカウントの問題を担当する窓口)に電話で相談しました。すると、「Amazonにあるマニュアルを見ながら、改善計画書を書いてください」と教えてもらえました。
改善計画書は、どうして起きたか・どう直したか・これからどう防ぐかを書いて、Amazonに出すものです。そのマニュアルを参考に書いて出し、何回かやり取りをしました。
その結果、2日くらいで点数は元通りになりました。
悪い評価を1つつけただけです。それだけで、本業のお店が止まるかもしれない。このとき本当に、アカウントが紐づいていることの怖さを知りました。

違う商品が届いて、悪い評価をつけたら、怒られたのは自分のお店。意味が分かりませんでした。
購入アカウントが原因で販売アカウントに影響が出る、こんなケース
えびおの体験のほかにも、買い物のほうが原因で、お店のほうに影響が出そうなケースがあります。調べたものと、えびおが「これは危ない」と思うものをまとめます。
ただし、Amazonは「どういうときに、どう判断するか」をくわしく公開していません。だから、ここに書くのは「こうなるおそれがある」という話です。
- レビューがルール違反と見られる:出品者は自分の商品や、ライバルの商品にレビューをつけてはいけない決まりです。ただの買い物のつもりでも、同じアカウントだと「出品者がつけたレビュー」になります
- 返品やキャンセルが多すぎる:Amazonは、返品や返金が多すぎるお客さんのアカウントを、予告なく閉じることがあります。買い物の使いかたが原因で、紐づいたお店まで調べられるおそれがあります
- 仕入れの買い物が「転売目的」と見られる:Amazonで仕入れて(刈り取り)、同じアカウントで売る。これは、買い物の記録とお店の記録が1つなので、Amazonからは丸見えです
- 家族や知り合いの買い物:家族が自分のアカウントで、自分のお店の商品を買う。これも、同じアカウントだと「自分で自分の商品を買った」ことになります
- 不正利用や乗っ取り:買い物のほうでカードの不正利用や、乗っ取りがあったとき、調査のあいだはログインが止められます。同じアカウントなら、お店も一緒に止まります
どれも、「買い物だけ」なら、たいしたことではありません。最悪でも、買い物ができなくなるだけです。
でも、お店と紐づいていると、買い物のトラブルが、そのままお店のトラブルになる。ここが問題です。
Amazonは、メールアドレスだけでなく、住所、電話番号、カードや口座、つなぐ回線、パソコンの情報など、いろいろな手がかりから「同じ人」を見ています。だから、分けたからといって完全に無関係にはなりません。それでも、買い物の記録とお店の記録を1つにしておくよりは、ずっと安全です。

買い物のトラブルは、買い物だけで終わらせる。そのために分けておくのです。
購入用と販売用の分け方と、気をつけること
購入用のアカウントを、販売用とは別に持つことは禁止されていません。Amazonが禁止しているのは、販売用のアカウント(セラーセントラル)を、正当な理由なく2つ以上持つことです。
セラーセントラルのヘルプにも、「出品する地域ごとに維持できるセラーセントラルアカウントは1つのみ」と書かれています(2026年11月に確かめました)。
分け方は、むずかしくありません。
- 買い物専用のアカウントを、新しいメールアドレスで作る(出品用に使っているメールアドレスは、購入用には使えません)
- 今まで買い物に使っていたアカウントは、販売専用にする。もう買い物には使わない
- ふだんの買い物、仕入れ、レビューは、ぜんぶ新しい購入用のアカウントでする
- できれば、カードやお届け先も、お店の登録と同じものばかりにしない
「今まで買い物に使っていたほうを販売専用にする」のがポイントです。販売アカウントは作り直せないので、動かすのは買い物のほうです。
気をつけることもあります。
1つ目は、販売用のアカウントを2つ作ってはいけないということです。「購入用を分ける」のと「販売用をもう1つ作る」のは、まったくちがいます。後者は、関連アカウントとしてどちらも止められます。
2つ目は、分けたからといって、何をしてもいいわけではないということです。購入用のアカウントで、自分のお店の商品を買ったり、レビューをつけたりするのはルール違反です。分けるのは「トラブルを広げないため」であって、「ごまかすため」ではありません。
3つ目は、プライムなどの会員や、ポイント、ギフト券の残高は、アカウントをまたいで移せないことです。Amazonの規約でも、ポイントはほかのアカウントと合算できず、ギフト券の残高はほかのアカウントへ譲渡できないことになっています。
今の買い物アカウントに残っているものは、使い切ってから切りかえるか、そのまま販売用として残しておくことになります。えびおは、残っていたポイントやギフト券は全部使い切りました。
それからは、ギフト券は一切買っていません。人からもらったギフト券も、何かあったときが怖いので、今のアカウントには入れていません。
じつは、えびおはまだ分けていません。
今のアカウントを今さら切り分けても仕方がないので、買い物用のアカウントを別に1つ作ろうと思っています。上に書いたとおり、今のアカウントはお店のほうに残して、買い物は新しいアカウントでするやり方です。

購入用を分けるのはOK。販売用を2つ作るのはNG。ここをまちがえないでください。
まとめ
Amazonの購入アカウントと販売アカウントは、分けておいたほうが安全です。一緒だと、買い物のトラブルがそのままお店のトラブルになります。
えびおは、違う商品が届いて悪い評価をつけただけで、販売アカウントが停止の危機になりました。購入アカウントは作り直せても、販売アカウントは作り直せません。
分けるときは、買い物専用のアカウントを新しく作り、今のアカウントは販売専用に。販売用を2つ作るのは、絶対にやめてください。
質問や相談があれば、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
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「何もなければ大丈夫」は、何かあったときに困ります。今のうちに分けておきましょう。またね!
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